第3章 突き進め!!苦難なお笑いの道へ~
ノリツッコミ:ボケにのった後、ツッコムという技術。のりツッコミも2つに分かれる。
1. ボケにのっかり、そのボケに突っ込む場合。
2. ボケにのっかり、のっかている間に自分でボケを作り、そのボケにつっこむ場合。
最初のボケが弱い場合は、2.のりツッコミを使ったほうがよいと思われる。また、意味のわからないギャグ、シュールっぽいものでボケられた場合、のりツッコミでかわすのが常套手段。
のりツッコミは関西でよく使われ、その他ではあまり使われなかった。最近では、のりツッコミは古いという意見もある。
ベタ: ありがちな、よく見るギャグのことを言う。悪い意味で使われることもしばしば。
アタマ:ネタの始めの方。
マクラ:上に同じ。
つかみ:お笑いでは、一番始めのギャグが大切とされる。そのギャグが受けるか、すべるかで、その後のお客さんの心をつかめるか、つかめないかが決まるとされる。その一番始めのギャグをつかみと言う。
くすぐり:微妙に笑えるギャグ。クスッとくるギャグ。
くすぐられるようなギャグ?からきてるのか?
ネタの始めの方に、徐々に相手を引き込んでいきたい時などに使われる。落語界でよく聞く言葉だが、若手芸人からはあまり聞かない。
オチ:ネタの最後のギャグ。
または、話などの最後の笑わせる部分。
ギャグの笑わせる部分。
ギャグを言ったけど、笑わせてない場合に、「オチてない」とか言われる。
ちなみに英語では、punch lineである。
下げ: 落語でオチのことを言う。
出オチ:出てきた時にオチていること。
出てきた瞬間、落ちているということは、喋って笑わせてるわけではないので、見た目や格好で笑わせていることが多い。
三段オチ:3つ目で落とすギャグの手法。
1.フリ 2.フリ 3.オチ
考えオチ: 少し考えないと笑えないギャグ。
早く突っ込むと流れる。また、難しすぎると分けがわからないまま終わってしまうので難しいとされている。
天丼:前出のギャグを2度、3度と言うこと。
使い方としては、一回目のギャグを言ってから、聞いてる人がそれを忘れたころ、関係ないところや、間違った意味でそのギャグをまた言うという。
天丼と言われたらこちらですよ。食べ物とは関係ありませんのでご注意を。