第3章 突き進め!!苦難なお笑いの道へ~
みなさん、おはようございます。昨日はバイトがうまくいった千花夏です。この日の養成所では業界で必要な情報を学びました。まず学んだのがフリです。
フリ:ギャグなどへ持っていくための伏線。ネタフリ,筋フリなどもあります。
ボケ:1. 役割としてのボケ。2.ギャグのボケ。
1.役割としてのボケ役は、漫才から来ている。
基本的には、漫才はボケ、とツッコミに分かれる。現在ではボケはおかしなことを言う、する役割の人、ツッコミはそれを正す人ぐらいの意味。元々は漫才は、萬歳→万才→漫才と変遷しており、ボケは萬歳で才蔵と言われ、ツッコミは萬歳で太夫と言われていた。そのころの役割では、ボケ役が愚かな者、ツッコミ役が賢い者を演じた。
近年はボケ役、ツッコミ役が曖昧なコンビや、そのように分けていないコンビも多い。また、ボケ・ボケというコンビもある。
2. ギャグとしてのボケは、意味があいまいに使われている。面白いこと自体をボケといったりする。基本的にはギャグの一つの種類だが、ギャグと同義に使われることもある。結果的に言うとツッコミを必要とするギャグがボケとも言える。意図的に言った面白いことをボケ、意図的でないと天然ボケ(マジボケ)などと分けられることもある。
ツッコミ: ツッコミも2つに分かれる。
1. 役割としてのツッコミ(ツッコミ役): 主におかしな発言や行動をただす人のことを指す。
その他にも色々な役割を担うことが多い。
例えば、話の流れを作ったり、フォローをしたり、ネタフリをしたり、話を膨らましたり、時にはボケたりする。
空気を読む力が必須。基本的に常識的な発言をする。司会、場の仕切りは、ツッコミがすることが多い。
2. 行為としてのツッコミ(つっこむこと): ボケ(おかしなこと)を正しく直すことと言われる。言葉だけでなく、叩く行為や、仕草などでつっこんだりもする。「漫才入門百科」(弘文出版)によると6つに分かれ、普通ツッコミ、のりツッコミ、ボケツッコミ、引きツッコミ、仕草ツッコミ、一人ツッコミに分けられている。
ボケツッコミ:「漫才入門百科」(弘文出版)によると、ツッコミつつ、ボケることと書いてあり、やすし・きよしにより開発されたとされている。
が、ボケもでき、ツッコミもできる人をボケツッコミと言う場合もある。(例:タカアンドトシ、ガール座など)