第3章 突き進め!!苦難なお笑いの道へ~
「さて、私の話は”テレビに出てる奴が売れてるとは決して限らない”ということを話そうと思います。みんなは養成所を出たらどんな道を歩んでいきたいですか?テレビで売れたいのかそれとも事務所の中で売れたいのか、考え方は人それぞれだと思います。僕らもようやくテレビに出始めて徐々に売れてきつつはありますがベテランの方と比べるとまだまだ若手の方なんですよ。そんな僕らも、先程うたちゃんの話にもありましたが養成所を出てからすぐには売れませんでした。でも2人で協力し合い諦めなかったからこそ勝ち取ったテレビ枠。でも僕はテレビに出てから思ったんですよ。この所お笑い番組が少な過ぎやしないかとね。みんなは最近見たお笑い番組と言ったら何になりますかね?エンタの神様だって毎週やってるわけじゃないし出てる方も見慣れてる人ばかり、そんな気はしませんか?なので養成所を卒業したらみんなお笑いに走ってください。当たり前のことを忘れないで欲しいんです。そして養成所での下積み時代を忘れずに今度はみんなに後輩ができたら後輩を可愛がる、食事でおごってあげる、そして君達の未来の後輩芸人を君達の手で育てていくことを忘れないで欲しい。最初にも言いましたがテレビに出てる奴が売れてるとは決して限らないということです。事務所の中で売れてる奴らもたくさんいます。彼らはテレビに出てないだけでマニアックなお客様は知っているんですよ。なので、テレビに出てるだけがお笑いじゃないと僕は思うんです。本当に売れるまでは事務所のライブで経験を積んでラジオに出ての繰り返しです。そこでテレビに出れる奴はほんの一握りしかいないんです。もし君達がどうしてもテレビに出たいというのなら人と違う個性を出して欲しい。ピンになる子もコンビやトリオを組む子もそうです。他の奴らとここが違うというのを養成所で見つけておくと卒業してからすごくためになると思います。そしてどんなに小さなことでもガンガン自己アピールをしていくことが売れる近道になると思います。以上です。」
星男先輩からの話のあとは私達生徒からの質問コーナーがありました。