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女芸人の日常

第5章 真っ赤なお笑いの秋に!


10月18日の養成所終わりも最初君と私とでDVD店に立ち寄りました。
そしてヤヌスの鏡をモチーフにすることになりました。私が主人公の真面目なヒロミ役で最初君が不良少女のユミになって出会うことのない2人がもしも出会っていたらという設定で漫才をすることになりました。楽しみだな。
こうしてネタ作りが始まり19日に費やしまして、2人でじっくり考えました。ここで丁度最初君が大学の文化祭で使ったカツラがユミの髪型にそっくりだったので(文化祭ではジャクソン5やったらしいけど)使わせて頂くことになりました。衣装はいいのがなくて最初君が高校の頃来ていた赤いジャージがあったので上はそれで下は赤いスカートを買うことになりました。私は高校の頃の制服を着ていくことになり衣装はばっちり揃いました。
そして10月20日ついに本家取りの発表会が行なわれました。みんな工夫を凝らしてあってその時その時で流行っていたドラマのパロディーや戦隊ヒーローやら魔女っ子やらアニメやら色々あって面白かったです。社会のアドは相方さんが外人なだけにアメリカのホームドラマで有名な”アグリーベティー”にチュニジーがなりきっていました。顔を白く塗りたくっていて赤いメガメが印象的で出だしから笑ってしまいました。
えりりんとゆかりんはSUMMER NUDEで女子力高めなパロディーをしていました。
「次は男女コンビおに★めがどうぞ。」
吉田講師に呼ばれて私と最初君がステージに立ちます。すると一気に笑いが起こりました。何故かって?最初君が不良少女の格好をしていたからですよ。ちなみに私はこの時はおさげをやめてメガネだけで勝負!いや、リアリティーにやるならコンタクトをってことで1日使い捨てコンタクトを使いました。コンタクトに慣れてなくて入れるのに時間がかかりましたけどね(笑)
千花夏「どーも、男女コンビおに★めがです。本家取りをやらせて頂きます。」
最初「2人で話し合った結果”ヤヌスの鏡”という僕らのお母さん世代に流行っていたドラマのパロディーをやります。」
千花夏「これは真面目な少女が二重人格になってしまいもう1人の子は不良っ少女という話です。出会うはずのない2人で漫才するんでよろしくです。」
簡単な説明をしていざ漫才が始まりました。
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