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女芸人の日常

第5章 真っ赤なお笑いの秋に!


「確かにビールって苦いから若者離れしてるって聞いたことあるわよね。」
ななみさんも頷いていました。
そしてお昼の後はお笑いの講義がありました。

★入る:あるキャラクターになりきったり、コントの世界が始まったりしたときの状態を指す。日常でも、自分の世界に入る、と言いますよね。

★はける:舞台から袖に引き上げること。テレビの場合はフレームアウトすること。

★ハードル:陸上競技では、台の付いた枠のことで、ハードル競走など、その枠を飛び越えるための道具である。転じて、お笑い芸人にとって乗り越えなければならない枠、具体的には笑いを取ることを指している。「今から面白いことを言います」と言うと、ハードルが上がるパターン。大ネタの後に、小ネタが入ると、逆にハードルは下がる。

★はねる:文字通り飛び上がる、はじける、と言った飛ぶイメージの意の他、ライブなどのその日の興業が終わることを差す。

★バラエティ:歌・踊り・話・寸劇など、色々組み合わせた演芸の形式。
用例:「~番組」

★パロディ:有名な作品の文体・韻律・曲を滑稽にまねたもの。風刺と文明批評要素を多く持つ。
テレビを見ていると、有名ドラマや有名アニメをモチーフにしたコントをよく見ますが、それがこれ。
類義語:本家取り(ほん-け-どり)

★パンパン:気持ちが張りつめて今にも切れそうな状態のこと。お笑いではオール巨人がよく使用している。コージー冨田さんがオール巨人のモノマネでこのフレーズを使用している。

★ぴ:大将こと萩本欽一氏のお笑いの表現技法。「ぴ」とは、間のこと。「ぴ」と話すその瞬間・時間を間ととらえている。当然ながら、「ぴ」と言って笑いを取っている芸人はいない。
用例:「有名な芸人はそこで~が入るんだよ」

★引く:あまりにもつまならい内容のことをしゃべったり、あまりにも過激な内容すぎて笑うに笑えないときに観客が陥る状態。客がのめり込めなくなり、冷静な目で見てしまうため、次にネタをする、あるいはしゃべる芸人さんは大変。
類義語:さむい、すべる

★拾う:誰も気づかないような小さなボケ、あるいは普通なら流してしまうようなしょうもないボケに対してツッコミを入れること。

★ピン:西洋カルタ、サイコロの「一」の目のこと。転じてお笑いの世界では「1人」でやっている芸人を指す。タモリ、さんまなどは最初からピン芸人。
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