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女芸人の日常

第5章 真っ赤なお笑いの秋に!


10月11日の養成所終わりにいつめんと初めての”お酒”を飲みました。酒屋さんにて保険証を提示しまして20歳だと認めてもらった所で買って飲みました。
最初君はビールを買い、私とななみさんはチューハイにしました。この日は私とななみさんもバイトがなく、最初君も大学が終っているためあとは家に帰るのみってことで3人でお酒を買って飲むことにしました。
「それでは初めてのお酒に乾杯~!」
ごくっ。
「やっぱCMの通りうまかったな。でもななみちゃんは昨日20歳になったばかりだもんね。」
最初君がビールを飲んで一言こう言いました。
「そうね。新鮮な味だ~。でも私達ってお酒に強いのかしらね?」
ななみさんはお酒を飲みながら私と最初君に聞きました。
「どうなんだろう?うちの両親お酒弱いからな~そういうのって子供は親に似るのかなぁ?」
私もそう言われてみればと考えました。
「だったら、アルコールと脱脂綿買って行って調べてみない?僕が中学の時の保健の授業で習ったんだけどさ、脱脂綿にアルコールを湿らせて腕の所に暫く当てるんだって。そして脱脂綿を取って腕が真っ赤になってたらその人はお酒に弱いらしいよ。」
ここでまさかの最初君がナイスアイディアを出してくれました。
「あ~それ私も習ったな。それで腕に何も変化がなかったらその人はお酒に強いわけだ。」
私とななみさんも頷き明日やってみよう!ということになりアルコールと脱脂綿を買ってそれぞれ帰りました。
そして次の日、昨日言ってた”お酒に弱い検定”と名付けたものを3人でやってみました。
「2人とも、どうだった?」
最初君がそわそわして聞きました。
「私達は・・・腕が真っ赤になってない!」
「僕もだ!やった~これで3人お酒に強いぞ!これからは健康に気を付けながら適度に飲んで行こう!」
この時はすごく嬉しかったな。そして一安心でした。
「でも養成所はまだ卒業してないんだからほどほどにしないとね。」
とななみさん。
「休肝デーも作った方がいいんじゃない?それに最初君は大学も行ってるわけだから大学に支障が出たら大変なことになるんじゃない?」
私は最初君のことが気が気じゃなかったです。でも最初君が”それは考えてるよ。だからほどほどにね”と言ってくれて安心しました。
そうこうしてるうちに講義が始まるぞ!それじゃあ講義へ行って来るね。
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