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女芸人の日常

第5章 真っ赤なお笑いの秋に!


そして養成所の帰りに丸の内ビルへ寄りました。ビルの中はまだ10月も始まったばかりだというのにすでにハロウィーンの装飾がなされていてかわいかったです。私はここでハロウィーンパーティーで使えそうな仮装グッズを買いました。何を買ったかはパーティーで明らかになりますのでお楽しみに!
そして今日はバイトがお休みだったため薬局へも行き、日常品の買い出しもしてから家に帰りました。
「ふぅ~結構買ったな。」
こりゃ、肩こりそうですわなっと思いながらきつい坂も上ってやっと家について玄関のドアを開けると荷物をどさりと、床に置いて一休み。
「最近トイレットペーパーとキッチンペーパー、生理用品切らしてたから買っておいてよかったな。」
次の日の養成所のお昼はいつめんと食べておりました。すると会話はそれぞれの県の話になりました。
「そう言えばこの間とらきちくんが食べたくなっちゃったんだけどさ。」
最初君はしみじみしてこう言いました。
「何それ?」
私とななみさんも聞き返しました。
「とらきちくんっていうのは佐賀で売ってるアイスのことだよ。昨日お母さんに電話したら写メが送られてきたんだけどさ。」
最初君の携帯電話を見させてもらうと虎のパッケージに白と茶色のしましまのアイスがありました。
「へぇ~いかにも阪神タイガーズって感じだよね。」
と私が言うと最初君が目を輝かせてきました。
「その通りです!これを開発した方が阪神ファンだったんだって。アイスの味はバナナチョコ味なんだよ。まぁアイスだと溶けちゃうからさすがに東京までは送れないか。」
しかし残念そうな最初君にななみさんが”無理でしょ”と突っ込んでいました。
「私もご当地のならジューシーって言うのがあるけど。」
私は思い出して言いました。
「ジューシーって焼肉の?」
と最初君。
「フルーツか何か?」
とななみさん。
「うん、ななみさんのが惜しいな。ジューシーっていうのはみかん味ジュースのことなんだよね。あのジュースのパッケージが派手なんだけどさ。」
私は携帯電話の画像を2人に見せました。
「うわー結構派手だね。」
と言う2人に私はこう言いました。
「これは地元の小学生の絵画を募集してパッケージにしてるみたいで、私も小学生の時選ばれたんだ。それがこれなんだけどさ。」
「凄いじゃん。」
2人は驚いていました。
こうしてこの日も終わりました。
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