第5章 真っ赤なお笑いの秋に!
そしてななみさんがプレゼントしたのは・・・?
「これからもよろしくね。はい、金運。」
「あっ、ありがとう。」
最初君は戸惑いながらもプレゼントを受け取っていました。
金の運だけに金色のうんちなんて斬新過ぎませんか?
「これ貯金箱になってるのよ。実用的でしょう?」
誇らしげなななみさんがなんだか眩しいな。
それから”社会のアド”のコンビのチュニジアの子(私とななみさんはチュニジーと言うあだ名で呼んでいますが)はチュニジアの原産”デーツ”と言うナッツを乾燥したお菓子をくれました。
「オイシイヨ。タベナハレ。」
片言の日本語がまだ初々しいですね。
「ありがとう。」
他にもピン芸人独りぼっちからは何故かさきいかをプレゼントされて最初君お困りのようでした。
「絶対臭くなるな。」
と、呟いていたのが聞こえましたからね。
そんな最初君のミニ誕生日会もあっという間に過ぎていきました。
そして養成所にて講義が終わりお昼になるといつめんとこの日は何故かチュニジーも一緒でした。
「あれ?相方の大和君とは食べないの?」
私が彼に聞くと彼は嬉しそうにこう言いました。
「タマニは、チガウ人と食べていいですか?」
「どうぞ。」
私はそう言って周りを見回すと大和君はピン芸人の八田君と食べていました。
「なるほどね、取り残されたのか。かわいそうに。」
こうして4人でてんわやんわしながらする食事は楽しかったです。っていうかチュニジアの食事を初めて見ました。異文化に触れるって大事だなと思いました。さて、養成所が終わったら今度はバイトです。この日は嬉しいことがたくさんあったと覚えておこう。
それではバイトへ行ってきます。