第4章 私のお笑い計画書
皆さんどうもおはようさん~8月も半ば過ぎております。早いですね。そう言えば吉田講師が言っていましたが第3回目のネタ見せ発表会は9月になるとのことです。また詳細決まり次第教えますね。
「さて講義を進めていこう。かぶるとは(1)異なる芸人同士のネタやキャラなどが重複すること。こんな時、先にやった方は超ラッキー。後でやる方はかなりブルーになる。急遽ネタを変更することもあるな。例えば爆笑問題さんとナイツの2人はともに時事漫才をされているためネタがかぶらないように気を付けていると言っていたな。みんなもくれぐれも他の方のネタと被らないようにして頂きたい。しかしネタのテーマは同じでもネタ自体は違ったものだったらかぶってないだろう。例えはバレンタインデーやハロウィンと言ったイベントごとはネタのテーマが重なりやすいから要注意だ。それから(2)ある芸人がボケようとしている際、ボケのフレーズを他の芸人が取っていってしゃべってしまうこと。吉本新喜劇でよく見かける。かぶるには2つの意味があることを理解できたら次へ進むぞ。みんな理解できたか?」
「はい。」
「もしわからないことがあったら講義後に私に聞いてもいいし、家に帰って復習するのも良し!さて次だが”かぶせる”他の芸人がしゃべったギャグ・ぼけ・ネタに対して、ここぞと思ったときにそれに乗じて同じようなギャグ・ぼけ・ネタを重ねること。噛むは滑舌が悪いために、言葉をうまくしゃべることができないこと。とちる、どもる、といった具合だな。それを逆手に取り、かんで笑いをとる卑怯な芸人もいる。それは笑わせているんじゃなくて、笑われているんですよ。」
吉田講師がこう説明した後に私が手をあげました。
「おっ!山本どうした?」
「あの、質問があるのですが諸見里さんは滑舌が悪いのを売りにしているのか本当に滑舌が悪いのかわかんないんですけど、結構人気がありましたよね。諸見里さんはお客さんに笑われていたのでしょうか?」
「うーん。」
生徒達が考え始めました。
「そうだな。彼は笑いを取っているように見えて笑われていたのだろう。確かにかむの代表的芸人と言っても過言じゃないな。」
吉田講師も考えながらそう言っておりました。なんかこの日は
考えさせられる1日だったな。それではまた明日ね~。