第4章 私のお笑い計画書
8月もまだ5日ですよ。9月になるまで遠いな。この日は新しいことを学びました。
「今日は預かり芸人と言うのを学んでもらうぞ。預かり芸人とはある芸人が、所属事務所が違う先輩芸人と行動をともにする期間があると、こう呼ばれる。例えば松尾伴内さんはたけし軍団(オフィス北野)の所属だが、現在は明石家さんまさん(吉本興業)の預かりになっている、なんてことがあったな。」
「預かり芸人か・・・。」
新しいことを学ぶのは脳にもいい刺激ですね。
「次は暖めるということを学んでいこう。劇場でのライブ・寄席などで、観客のテンションを上げて比較的笑いが生まれやすい環境にさせること。主に前説をする芸人の仕事とされる。用例:「客を~」と言うことだ。それからアップアップとは何かだが、ネタを披露する際、極度の緊張などが原因で完全にあがってしまい、精神的に余裕がなくなってしまっている様を表す。人は、緊張すると口をぱくぱくさせる特徴があるが、それがあたかも溺れているように見え、転じて『あっぷあっぷ』となった。ネタがすべった時にこのような事象になることが多い。ネタがすべてつぃまうことは芸人にとって一大事だぞ。これはドラえもんで言うとのび太がテストで0点を取って怒られているのと一緒だからな。まぁ、誰だって養成所を卒業した最初は緊張するものだ。でもそこから経験を積んでいけば徐々に慣れていくだろう。みんなはどうして養成所で”ネタ見せの機会があるのか?”と思ったことはないだろうか?それはみんなの芸を磨くチャンスであると言うことともう一つは要政治を卒業してプロの芸人になった時に養成所で積んだネタ見せ発表会を振り返ってもらいたいからだ。養成所で失敗することは恥ではないが、養成所を卒業してから失敗するのはどうだろうか?でも、ここで失敗を経験しておけば卒業してから失敗したとしても”失敗に慣れている”からそんなに緊張しないはずだぞ。ちなみに類義語:いっぱいいっぱいだ。こちらも覚えておくようにな。」
吉田講師は黒板に書きながら説明してくれました。