第2章 上京してから
さて、養成所での授業が進む中私の家探しはどうなってるのかといいますとね。まったくもって進んでおりません。不動産屋は転々としてるのですがこれといって私のお気に召すアパートが見つからずトホホ・・・という感じです。まあ嘆いていても仕方ないので先に進まねば!
この日私はななみさんのアパートに帰ってからななみさんと話をしました。
「それで住めそうなアパートは見つかったの?」
ななみさんと夕食を作りながら(と言っても簡単メニューなんだけどね)話していました。
「それがまだなんだよね。そこでななみさんに何でこのアパートに決めたのか聞きたいんだけどさ。」
私はキャベツを切る係りです。ひたすら切ってます。
「そうねえ近くに警察署があったからかしらね。やっぱり女の子の1人暮らしは不安だからね。あとは家賃もそこそこだったしね。私は親の仕送りもあるけど千花夏さんは仕送りなしだから大変よね。困ったことがあったら私でよければ相談に乗るわよ。」
ななみさんはにっこりそう言った。
「ななみさん、ありがとう。私達いい友達になれそうね。」
「そうかしら?ライバルかもよ。」
さすがはななみさん鋭いですね。
えっと・・・ライバルですかあ。確かにそうなるかもですね。私達が無事に養成所を卒業できればいいなあ。あと最初君もですね。すっかり彼の事を忘れていました。(っておいおい)
食事ができてななみさんと会話も弾み、お風呂に入ってこの日は終わりました。さて、明日も養成所ですね。ますます精進してまいりたいと思います。硬い文章で済みませんが今日はこの辺で!!