第4章 私のお笑い計画書
千花夏「ど~も。私達、男女コンビをやっております冴えない昭和を醸し出し女のツッコミ千花夏です。」
最初「僕が女子力高めな男子でボケの最初一です。上と下の名前が意味一緒です。」
千花夏&最初「メガネが特徴おにぎり頭でおに★めがです!」
千花夏「いちいち説明が長いわね。もう少し手短にまとめたら?」
最初「そういう千花夏ちゃんだって長かったと思うけどな。」
千花夏「まあ、それは一旦置いといてさ~。今の若者って昔話離れしてるんだってね。」
最初「あ~なるほどね。こぶとりじいさんって知ってる?って聞いてもわからない人がほとんどだもんね。今の若者は昔話を知らなすぎですよ。こぶとりじいさんならまだしも桃太郎でさえ知らないってどんだけだよ!?」
千花夏「あと、八担ぎ姫とか金太郎とか色々あるじゃない?」
最初「そうそう。かちかち山とかね。」
千花夏「じゃあさ、かちかち山ってどんな話だっけ?と忘れてる人にもう一度話そうか。」
最初「いいね。じゃあ僕は間抜けなたぬきをやりますよ。」
千花夏「OK!私は賢いうさぎをやるわね。」
ここで2人がそれぞれの役のカチューシャを付ける。
千花夏「昔々あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは畑に出て種をまいていました。『一粒は千粒になれ』」
最初「と言って種を食べるんですよ。」
千花夏「それじゃあ、おじいさんが種を食べた事になるでしょう?たぬきが食べたんだってば!きっちり話さないと今どきの若者に突っ込まっるぞ。」
最初「その種は柿の種ですかぁ?」
千花夏「どんな種だか書いてなかったんだから細かいことは質問しないでください!」
最初「でも、みんなは気になるよね~。」
千花夏「おじいさんはいつまでたっても芽が出てこないので変に思っていましたが、あるときそれがタヌキのしわざであることが分かりました。そこでおじいさんは帰ったふりをして、タヌキが出てくるのを待ち、用意していた縄でつかまえました。 」
最初「えいこらよっとどっこいしょ。」
千花夏「掛け声はいらないですよ?」