第3章 突き進め!!苦難なお笑いの道へ~
6月17日の今日はみんなで図書館に集まってネタを書く事になりました。ななみさんは1人なので大変そうですが頑張っておりました。最初からフリップボードに書くと失敗しちゃうからと紙にネタに必要な単語を書き出してますね。
私と最初君は小声で話しながらネタを考えています。
「歌ネタだったら歌わなきゃだから考えオチに似合う曲じゃないとね。」
私の言葉に最初君が頷きました。
「壊れかけのradioとかどうかな?何も聞こえない~から始まるからツッコミどころ満載な気がするんだけど。」
「なるほどねえ。壊れかけてるってことは”壊れそうになるくらい長い間一緒で、壊れかけているのに捨てられないくらい思い入れがある”とも取れるよね。」
「あーそうか。」
なかなかネタが決まりません。まあネタがすぐに書けたら素晴らしいけどそれは無理なのでね。
ツッコミどころがある歌かあ・・・難しいな。
「わけがわかんないけどちゃんと調べれば意味があるっていう曲だよね。やっぱり壊れかけのradioかなあ?」
と私が言うと最初君は考えてこう言いました。
「歌ネタやるんだったら図書館でCD借りた方が早いかも。」
「なるほどね。そうする?」
「まあ、今日は歌ネタがダメだった場合の漫才でも考えて歌ネタの方は明日の養成所が終わったらもう一度図書館に寄りますか。」
最初君の提案に私は頷きました。