第1章 内面
たたたっと走りながら近づいてくるさつき姉
仕事はどうした仕事は。
「そんな入口で立ってないで中入ってくればいいのに!」
「あーうん、ありがと。ちょっと入りづらくてね」
「何言ってるの、もう何年も通ってるじゃない!」
「はは、そだね」
明るく笑う姉に愛想笑いで返す
ボトンッと体育館の中で何かを落とすような音が響く
ふと中を覗くと、
。
…金、いや黄髪の…駄犬
「蒼海っちぃいい〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!」
愛嬌たっぷりの声
腹立つくらいに整った顔立ち
「…うるせぇよ」
モデル 黄瀬 涼太 だ
「酷いっすよ蒼海っちぃ〜」
キャンキャンと吠えるようにひどいひどいと私の名前を連呼する
これだから犬は…
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飽きた(* ゚ω゚)