第2章 星谷君
私も男子とは・・・。まぁ女子もだけど。
一人でやりたい・・・。
「じゃあ倉野君私とやらない?」
「えー!ずるい!それなら私が・・・」
倉野君やっぱりモテるんだな。どうでもいいけど。
というか結局昨日のは何だったんだろう?
「あーごめん無理ー」
私は考え事をしていて気づかなかった。
いつの間にか目の前に
倉野君がいた。
「本城、やろうぜ」
・・・・・・・・・・・・
「ええええええええええ!?」
クラス全員が叫んだ。というか私が反応する前にクラスのみんなが反応した。
でもきっとみんなと私の解釈は違うと思う。だって私には、
「本城、やろうぜ(断ったらバラす)」
って聞こえたもん。顔でそういってるもん!
だからこう答えるしかないじゃん!笑って!
「・・・いいよ」
私と倉野君が付き合ってる疑惑が学年に広がりました。最悪な事態になりました。
算数は毎回隣の席。しかも前なんか・・・
「ここなに?」
「ここは○○○で□□□だから・・・」
「おーすげえ!じゃ、ここは?」
「ここはー・・・」
「うお!解けた!んじゃここは?」
「・・・どんだけ解けないのよ」
「全部」
「はぁ!?」
「算数嫌いだもーん☆」
「キモッ!」
自分の素が出てることに気づいてなかったから
「佳奈ちゃん、倉野といるとキャラ違うよね」
・・・と言われてしまった!