第28章 心の痛みを
ズルリと指が抜かれると、変わりに今度は熱くたぎった屹立を押し当てられる。
たっぷりと濡れたモモの秘部は、大きくそそり立ったソレを簡単に飲み込んでいく。
「あ…ッ、あ…ッ」
お腹の圧迫感に喉の奥から嬌声が漏れる。
久しぶりの感覚に蜜壁は喜び、入ってきたばかりのローをキツく締め上げた。
「く…ッ、もっと…力を抜けよ。」
久しぶりで敏感なのはモモだけじゃない。
ローとて、待ちに待った感覚に目眩を起こしそうだ。
ズプンと一度無理に根元まで楔を穿つと、すぐに腰を引いてギリギリまで引き抜いた。
「はぁ…ァ、ふ…ぁ…んンッ」
その激しい快楽に意識を持っていかれそうになる。
(ダ…ダメ……ッ)
モモはギリリと歯を食いしばって、必死に耐えた。
「ロー…。お願……、ゆっくり…して。」
内にこもる熱で、息も絶え絶えになりながらも、モモは涙目で懇願した。
(まだ調子が悪ィのか…?)
口には出さないけれど、モモがドラム王国から元気がないのはわかってる。
おそらくは心の問題なのだろうと、彼女が打ち明けてくれるまでは待つつもりだが、内心ひどく心配していた。
嫌がる素振りは見せないけど、こうして身体を交えることも、きっと気乗りしなかったはずだ。
でも、心配はしていてもモモを求めないことはローにとって難しい。
我慢には限度がある。
それを申し訳なく思いながら、ローはモモに口づけを落とした。
「わかった、お前の望む通りにしてやる…。」
そう言って唇を優しく啄むと、彼女は安心したように笑った。