第15章 オバケの森

｢ひ…、ぁ…ロー…ッ｣

またイッてしまう…！

｢ああ、何度でも…イケよ。｣

パンパンと腰が打ちつける音が室内に響き、ズルリと引き抜かれた欲望が、再び最奥までねじ込まれた。

｢あ…、ぁ…もう…。｣

限界を伝え、彼の片口に額を押し付ける。

｢く…ッ、出すぞ…ッ｣

蜜で溢れた花芯の最奥にグリッと切っ先を押し付けられ、その刺激に２度目の絶頂を迎える。

同時にビュクビュクと熱い飛沫がモモの中に放たれた。




｢ふ…ぁ、…あ。｣

ズルリと中からローの欲望が抜かれると、全身をひどい倦怠感が襲った。

２度も絶頂を迎えてしまったのだ、無理もないと思う。

パタリとうつ伏せに倒れ、疲労にぐったりとする。

これを教訓に、研究に没頭しすぎるのは止めようと心に決めた。

ローを蔑ろに…した覚えはないけど、そういうふうに感じさせてしまうと、ヒドイ目に合うってことは、重々理解できた。


｢…モモ。｣

ローの腕がうつ伏せになった腹下に回り、グイと起きあがらせる。

｢…？｣

腰だけ上げるような態勢になり、恥ずかしさよりも、なんだろう、という気持ちが先に出た。

まだ熱を持った秘裂に、ピタリとなにかが押し付けられる。

｢…まだ、足りねェ。｣

(……え？)

ズプリッと一気に子宮口まで突き上げられ、肺の空気が外に出た。

｢ひあッ！｣

(な、ななな、なに…？)

状況が飲み込めず確認したいところだが、衝撃に腰が抜けてしまい、突っ伏したまま、起き上がることもできない。

後ろからフワリとローの腕がモモを抱きすくめる。

｢俺をほっといたお前が悪い。今日は気が済むまで付き合ってもらうぞ。｣

モモにとって、死刑宣告ともとれるその発言に恐ろしくなった。

どうにか止めてもらおうと、言いくるめたかったけど、打ちつけられる激しい腰の動きに、言葉は嬌声に変わってしまう。

結局、誰もローを止められず、モモは２度とは言わず、何度も何度も絶頂に達して、意識を手放すまでその行為が止むことはなかった。