第50章 自由のために

｢どうだ、モモ。｣

小刻みに腰を揺らし、鬼畜にも回答を求めると、モモは嬌声を漏らしながらも、ローの問いに答える。

｢あ…ぅ……、そんなの…決まっているじゃない。｣

モモの手のひらが、ローの顔を包み込む。

｢どんなことがあったって、あなたのこと…嫌いになれるはずない。｣

｢……モモ。｣

彼女の手に自分の手のひらを重ね、優しく唇を吸った。

それを合図に、注挿を再開させる。

｢ふ…ぅ……ッ｣

徐々にモモの心も落ち着きを取り戻し、ぎこちなくだがローに応えてくれる。

そうすると、もはや我慢ができなくなり、白い太腿を抱え上げると、浅い箇所から一気に奥へと貫く。

｢ふぁ…んぅ……ッ｣

ぬるついた蜜壁が屹立を扱き、力を入れていないと、すぐにでも達してしまいそう。

それを堪えるために、大きく律動を繰り返し、モモの身体をがくがくと揺すった。

｢ん…ッ、は…ぁ……ッ｣

揺するたびに、胸部の膨らみがゆさゆさと上下し、視覚的にもローを誘う。

乱暴に揉みしだきながら、腰の動きに合わせて先端を刺激すると、喘ぎ声に甘さが増す。

｢ひぁ…ッ、あ…あぁ……ッ｣

自分を魅了してやまない女。
命をかけて守り、命をかけて愛す。

そんな存在に出会えたことが、幸運で幸福だ。

だからこそ、モモとコハクと、そして仲間たちとこれからを生きる。

そういう道を、自分たちは選んだのだ。

ぬちゅぬちゅと大きな水音が部屋に響き、それに比例して交わりの激しさもいっそう増してくる。

結合部ではモモの蜜とローの先走りとが混ざり合って、白い泡を立てていた。

｢あ…、あ……、ロー…わたし……ッ｣

眠っている時に散々弄くったせいで、モモの限界は早い。

かくいうローも、彼女の内側を汚したくてしかたがなかった。

｢ああ、イケよ……何度でも。｣

｢う…、あ…ぁ……ッ｣

快感に飲まれたモモの胎内では、奥のあたりが下がってきて、切っ先にこつこつ当たる。

その刺激がさらにモモを追いつめ、絶頂へと導いた。

ぎゅうっと蜜道が締まり、ローを圧迫する。
その快感に堪えることを止め、なんの躊躇いもなく、痙攣する胎内に熱い飛沫をぶちまけた。