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セイレーンの歌【ONE PIECE】

第49章 休息




すぐにでも挿入したい衝動を堪え、解れきった蜜壺を掻き回す。

「は…あぁ…んッ」

指を動かすたび、モモの身体はびくびくと痙攣し、あられもない嬌声をあげる。

(コイツ、こんなに感じやすい身体だったか…?)

普段の清純な彼女からは想像できないほど、乱れきった姿。

以前から感じやすい方だとは察していたが、明らかに感度が増している。

指を増やしてさらに大きく動かすと、モモは呆気なく、二度目の絶頂へと上りつめてしまった。

蜜壁がぎゅうっと収縮し、ローの指を痛いほど締めつける。
もしここに熱く滾った自身を挿入させていたのなら、情けなく果てていたことだろう。

もっと奥へ奥へと誘うように、蜜壁が卑猥に蠢く。
誘われるまま指を奥へ突き立てれば、達したばかりのモモが、甲高く鳴いた。

「あ…、あぁ…んッ」

背中にまわっていた手が爪を立て、ぎちりと肌を傷つける。

「……ッ」

僅かな痛みは快感へと変わり、欲望を抑えるローを苦しめた。

仕返しに花核を親指の腹で押し潰すと、それまでぐったりとしていたモモが、弓なりに反る。

「や…あぁッ、ロー…!」

短時間で二度も達してしまったモモだったが、どうにか意識を保っているようだ。

そうでなくては困る。
意識を失い、人形のようになったモモを抱きたいのではないのだから。


ぐっと屈んで肘をつき、モモの顔を覗き込むと、涙に濡れた金緑色の瞳が、よりいっそう神秘さを増す。

「いやらしい女だな。…わかるか? ホラ、すごいことになっている。」

緩やかに指を動かし、聞かせるように水音を響かせれば、途端にモモの顔が恥じらいに歪む。

「や、やぁ……ッ」

ああ、これだ。
この顔が、ひどくそそる。

笑顔もいい。
泣き顔も。

けれど、なにより自分を興奮させるのは、こうして恥じらう姿だ。

だからいつも、意地の悪いマネをして、彼女を苛めてしまう。

モモを恥じらわせるのは、自分だけの特権。
そして、いやらしく乱れさせるのも。

わかっている。
モモが感じやすくなったのは、彼女の身体が変化したからではない。

彼女の心が、変化したのだ。

自分は愛されている。

その事実が、なによりもローを幸福へと導いた。



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