• テキストサイズ

時を越えて、君を想う 。...刀剣乱舞

第2章 出陣の日






国広くんを鍛刀してから、数か月が経った。
馬鹿にするか、笑うかだけのどこかの2人は違い、必死に励ましてくれた国広くんのおかげでもあってか、なんとか5回に1回くらいの確率で鍛刀が出来るようになっていた。




「あーるーじー!!!!!!」




「清光うるさいよ!!何どうしたの?!」




おかげで我が本丸はとても賑やかになった。




「すぐ抱き付かない!毎日毎日なんなのよ!」



「だって、主が鍛刀上手くなったせいで野郎で溢れてるからさー」




何がつまらないのか、前にもまして暇さえあれば清光は私の所に来ては抱き付いてくるようになった。
安定や国広くんは相変わらず、むしろ私が鍛刀した刀剣男士の―……弟、というか小さい子達のお世話係として奮闘してくれているみたい。





「……あるじ様……」




清光をそれとなくかわしながら遠征組の帰りを待っていると、後ろから今にも泣きそうな細い声が聞こえてきた。






「どうした……五虎退どうしたの傷だらけじゃない!!」




/ 46ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp