第2章 修業
クロバ「ケイト。チャクラって知ってるか?」
ケイト「?くら?」
クロバ「あはは^^;
無理もないか。
まず、チャクラというのは
術の礎となるエネルギーで、
万物を生成する精気そのものともされる。
人体を構成する膨大な数の細胞一つ一つから取り出す
「身体(しんたい)エネルギー」と、
修行や経験によって蓄積した
「精神(せいしん)エネルギー」の
二つから構成され、
双方のエネルギーを練り合わせる。
その行為を、「チャクラを練る」という。
そして、
術者の意思である「印(いん)」を結ぶことにより
「術」は発動される。
術によってチャクラを練る調合比率も変化し、
うまく術を発動するには適切な量のチャクラを練ることと、
チャクラのコントロールが必要不可欠となる。
チャクラを上手くコントロールすれば水面を歩いたり、
垂直な壁を手を使わず足だけで上ることも可能であるが、
完全に使い果たすと死に至るおそれがある。
ここまではいいか?」
ケイト「んーと。
チャクラがあれば何でもできる!(きっぱり」
クロバ「ま…
まあ一言にまとめると、そういうことになるな^^;
説明の続きに入るぞ?
チャクラには「性質」と呼ばれる特徴があり、
基本的に火・風・雷・土・水の五種類から成り、
忍五大国の名の由来でもある。
ここは火の国、木の葉隠れの里だからな?
ある程度以上のレベルの忍術は、
この性質をチャクラに持たせた上で使用する術が多く存在し、
「火遁」「風遁」「雷遁」「土遁」「水遁」などと呼び、
これらを「五大性質変化」という。
詳しいことは性質変化の項で述べる。
五大性質変化には優劣関係がある。
その優劣関係は
火遁→風遁→雷遁→土遁→水遁→火遁の順に強いんだ」
ケイト「へぇ~」
クロバ「次に形態変化の説明に入るぞ~?」