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あなたの好きをまだ知らない。

第1章 鳥籠


桜の咲く頃、
高校生活も3分の1が終わり
受験が迫ってきていた。

俺、柊 冴杜は成績的にも学校の人徳的にも中の下位だった。
「また春…か。」

そして、俺は2年生の教室へと歩き出した。

......

教室は案外生徒が来ていて、
俺は窓際から2列目の一番後ろの席に座り込んだ。

「まだ、来てないのか。」

別に可愛い女の子を探している訳じゃない。

約束の子、その子が今年同じクラスと知り、少し探していたのだ。

HRまで後少し。
と、俺の心配をよそに長い黒髪の女の子が前の扉から入ってきた。
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