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とうらぶっ☆

第4章 夏の風景



男は眠気が少しでも飛ぶようにと、冷水を頭から被る。
鏡で己の姿を確認してみると、予想はしていたがまあ酷い。
隈はさることながら、髭が生えてきており十歳は老けたんじゃないかと思わずにはいられない。

男は顎を右手で摩りながら暫し思考を巡らした後、髭を剃るのを後回しにすることにした。
どうせかき氷を作ったらすぐに寝るのだから、今日くらいいいだろうとの判断だ。
歌仙兼定あたりが雅じゃないと騒ぐだろうが、文句なら三日月のじいさんに言ってくれというのが男の心境である。

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