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とうらぶっ☆

第11章 閑話休題:鶴丸国永



「ああ、ほんとうだ」

男の言葉に肯定するも、男はどこか不満気だ。
ちらちらと伺うようにこちらを見る主に、んんんかわいいと悶えながらも表面上は何もないように繕う。
男が言うのを待っていれば、小さくでも、と零した。

「でもっ、」
「ん?」
「でも、いちごは…?」

ずび、と男の鼻をすする音が部屋に響く。
男の言葉に、鶴丸国永は固まった。

いや、え?は?いちご???

思わず目が点になりそうだ。
あまりの急展開についていけない。
怪訝そうな顔をしていたのだろうか、男が慌てたように、ほら、と続ける。

「つ、つるは一期のことが好きなんだろ?なのに、もう、いいのか?」
「んん?!」

男の説明に鶴丸国永は驚く。
どうしてそうなるのだ。

「俺が一期を…?」
「うん」
「好き?」
「うん」
「それはあれか?恋仲になりたいとか、そういう恋情のものか?」
「うん」
「んんん?!」

だからどうしてそうなった。

鶴丸国永には男の言っていることがどうしても理解できず、ううんと唸ることしかできない。

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