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とうらぶっ☆

第11章 閑話休題:鶴丸国永



そしてどうやらそんな鶴丸国永を見かねたにっかり青江が、協力しようかと言ってきてくれたのが今朝のこと。
僕に任せてと鶴丸国永はにっかり青江に言われるまま、彼の部屋の押入れに隠れていた。

聞こえてくる会話は、余談もなにもなく男の核心をつくものばかり。
それに耳を傾ければ、聞こえてくるのは襖越しのくぐもった声。

「何でって、そりゃあ、おまえ、」
「俺が鶴丸を好きだからだよ」

不意に聞こえてきた言葉に、鶴丸国永の心臓が脈打つ。

「なんていうか…、その、酔った勢いで言っちゃったんだよ、好きだって…」

ああ、確かに君は、俺に好きだと言ったな。
鶴丸国永は、あの日のことをはっきりと覚えている。

「俺が一回振られた時点で、ちゃんと諦められたらよかったんだと思う。…だけど、そうはいかねぇよなぁ。俺は今だって未練たらしく鶴のこと好きだし、だから余計辛いっつーか」

そうか、きみはまだ俺のことを好きだと言ってくれるか。
辛い思いをさせてるのなら、謝る。
だからどうか、まだ俺のことを好いていてほしい。

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