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春冬狐~しゅんとうこ~

第2章 ついに目を覚ました!


それから1週間が経った頃だろうか、部活が終わり気分転換にいつもと違う道を歩いて帰った。

雪がしんしんと降っていた。

学校から10分ほど歩いた頃、

『おいでよ!』『こっちだよ!』『早くー!』

またあの声が聞こえてきたのだ。

『ほら早く!』『あのお方が待ってる』『時間がないよ!』

あのお方?誰なの?私を呼んでいるの?

私は声の導く方へ行くことにした。―――。


5分くらい歩くと広い空き地の前に着いた。

それと同時に先ほどまで聞こえていた声もとまった。

「ここってことか・・・。

でもただの空き地じゃない、何があるっていうのよ・・・。」

私は中に入ることにした。

”雪が急にやんだ”


空き地の真ん中に大きな樹木がそびえ立っていた。

よく見てみると・・・どうやら御神木のようだ。

周りを見渡してみると、花が咲き、蝶が舞い、とても空気が暖かかった。

「ここはおかしいわ・・・さっき外から見た時はここも雪が降っていて、
 ただの空き地にしか見えなかったのに・・・。
 どうしてここだけ春のように暖かいの・・・。」

 「そうだよ、ここはおかしいんだ。」
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