• テキストサイズ

春冬狐~しゅんとうこ~

第4章 君だけでいいよ・・・。


「最後の・・・お願い・・・?」

 『うむ。せめてお主を普通の子として生活させてやりたい。
  だから、力を封印することはできないか、とな。
  神はその願いを受けた。沙菜よ。』

「なに?」

 『お主の右手、妙な紋があるじゃろ?』

「あ、これのこと?これ、お母さんはおまじないだって言ってたよ?」

 『それこそが神が施した封印の印なんじゃ。』

「そうだったんだ・・・。」

 『・・・沙菜よ、お主もここに来てしまった以上、運命の選択をしなければならぬ。』

「運命の・・・選択・・・?」

 『うむ。お主の未来をとるか、生斗の夢をとるか、じゃ。』

「「っ!!」」

 「じいや、どういうこと?!」

 『まぁ、落ち着くんじゃ、生斗よ。
  お主らの体にある実は、本来4つで1つなんじゃ。
  それがバラバラに存在していると、世界のバランスがおかしくなっ
  てしまう。
  近頃も天候が不安定であろう?
  日照りが続いたり、妙に雨が降ったり・・・。
  それは全て、本来1つであるものが4つに分かれてバラバラに存在
  しておるからなんじゃ。
  お主たちにそういう運命を背負わせてしまったわしにも責任があ
  る。
  じゃが、わしの力ではどうすることもできないんじゃ・・・。
  それに、もう時間がない・・・。』」
/ 14ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp