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大切な貴方(アルスラーン戦記)

第22章 湯船



『ま、前は、ご自分で洗えるではありませんか!』

恥ずかしさのあまり、大声を出してしまった。

「ん?いや、実はな手が痺れてな…洗うのが大変なのだ」

『…そうなのですか?』

疑いつつも、ナルサスを信じているはナルサスに近寄った。

「うむ、に洗ってもらいたいのだ」

捨てられた仔犬のようにを見上げた。

『………し、仕方ありませんね。今日だけですよ?』

「さすが、。愛しているぞ」

だが、結局…洗ってもらっているうちに、に事故だと言いながらお湯をかけ、服を脱がし事に及んだのは言うまでもない。









『の…逆上せ……ました、』










(、大丈夫か?)(そう言うなら、逆上せるような事を、なさらないで下さい)(しかしだな、の胸元が誘っているように見えてしまったのだ)(さ、誘ってなどいません!)


アトガキ
こういう話、大好きです(笑)
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