第25章 報告
「……だ…」
『は?』
「今、何と?」
なんと言ったか聞こえず、ナルサス様と聞き直した。
「だから!イリーナが人気だからだ!!」
…………。
「『そ……そうですか』」
なんと言うか、複雑な心境です。
自分よりもイリーナ様が人気とか…
言ってて悲しくないのかしら?
「貴様…今、悲しそうとか思っただろ!?」
しまった。心の声が漏れてた?
「顔に書いてある!お主ら…二人揃って腹立たしい!!覚えていろ!いつか、俺はダリューンと決着をつけて必ずや人気投票で一位を取ってみせる!!」
それを言い残し出て行ってしまった。
(それにしても、人気投票で一位とか…絶対に無理ですよね)(まぁな。ダリューンならともかく…我々にはアルスラーン殿下がいらっしゃるからな)(あの女子にも劣らぬ容姿。母性を擽られる仕草。ヒルメス殿下には"絶対"にないものですからね。ナルサス様は言わずも上位なのは明白ですわ)
あとがき
携帯が故障していたので、途中までのものを仕上げました(汗)時期がずれてしまって申し訳ありません。