• テキストサイズ

君と僕と真実と…☆黒子のバスケ

第6章 下~僕編~


「あ…真ちゃん」

「盗み聞きするつもりはなかったのだよ。」

聞かれてた。
全てが崩れていく気がした。

全部俺が壊してしまった。

「…悪かったのだよ。」

そう言って真ちゃんは階段を駆け下りて行った。

俺が謝らなければいけないのに
結局俺は謝る事が出来なかった。

それから真ちゃんとは必要最低限の事しか話さなくなった。

正確にはいつものように話す事ができなかった。

俺は佳代を避けはじめた。

また、あんな風になってしまうのが
怖くてたまらなかった。

いつしか風の噂で
佳代があまり学校に来てないと聞いた。

俺のせいだ。

そう思い自分を責めた。

俺は大切なものを二つも失ってしまった。
自分自身のせいで…。



/ 92ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp