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君と僕と真実と…☆黒子のバスケ

第5章 中~僕編~


それから俺は出来るだけ佳代に会わないように過ごした。
佳代も当然ながら俺を避けているようだった。

きっともう
話すことすら出来ない。
完全に嫌われたはずだ。


当たり前だ。
俺は最低な事をしてしまったのだから。
でも、その方が互いに幸せなのかもしれない。

真ちゃんはたまに佳代の話をした。
でも、俺はすぐに話題を切り替えて
極力佳代の話を避けた。

次第に真ちゃんは俺の前で佳代の話をしなくなった。

それから俺は必死にバスケに打ち込んで
全てを忘れようとがんばった。

これで罪滅ぼしになるとは決して思わないが、
真ちゃんのために
出来る限りの事をしようと決めた。

俺は友人として
緑間真太郎のことが大好きだった。

何より真ちゃんの幸せを願おう。
そう思った。

虫が良すぎることはわかってる。

でも、今はそうする事しか
出来なかった。


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