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魔法学校の生徒
第2章 少年と嫌われ者
「じゃあ、これ持っていかなきゃな…」
独り言をつぶやき、頼まれた荷物を持ち上げる。
「…!」
箱は思いのほか軽く、勢いをつけて持ち上げようとしたレンディーは、態勢を崩した。
本当に軽い。まるで、中に何も入っていないような軽さだ。
中を確認しようとしたが、やめた。
ガムテープを剥がすほどの興味はなかったのだ。
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