第8章 「さん」付けの代償/徳川家康(家康side)
何度も何度も指で愛香をイかせる
イく時の愛香の顔は艶っぽくて__
大人の色香を放つ表情を
俺が造りだしているんだと思うだけで
満足感に満たされる
「ふっ……んっ……家康って……ハァ……」
「なに?」
「怒らせたらっ……ンハッ!……意地悪にっ……なるんだね……」
なに、それ?
意地悪なんかしたつもりないけど?
言葉を交わしながらも愛撫する事はやめない
(実はやめられない)
「俺のどこが意地悪なの?」
「だって……」
「……なに?」
「……っ」
「ちゃんと言わないとわからないよ」
真っ直ぐに愛香を見つめると熱っぽく見つめ返してくる。
「……家康自身でっ……」
「ん?」
「……愛してくれないんだもんっ……」
小さな声で泣きそうになりながら
訴えてくる
__なに?
めちゃくちゃ可愛いんだけど……
あんた、俺を殺す気?
心臓が破れるんじゃないかっていうくらいに
脈打つ
血管が切れたんじゃないかっていうくらいに
顔が熱い
もう、無理
俺は限界だよ
悔しいけれど愛香には勝てない気がしてくる
これが惚れた弱みっていうやつ?
真っ赤になってだらしなく緩んだ顔を見られたくない__
「……愛香が自分からお願いしたんだから__俺自身で愛してあげるよ」
口付けを交わし、愛香の蜜壷に男根を差し込んでいく
暖かく、離れないように締め付けてくる蜜壷は愛香の心と一緒
俺のすべてを優しく包み込んでくれる
何があっても俺は
愛香を一生離さない
*家康side*Fin