第51章 ピックアップ御礼作品【月夜に抱かれて】/秀吉
「……やめて……よ」
絞りだすような声が妙に色香を放っていて更に俺は構いたくなる。
普段は乱暴な口調や態度の愛香だが、こうやって俺が甘く構いだすと途端に可愛らしい女へと変わる。
その落差に俺は溺れちまう。
唇が吸い寄せられるように柔らかな肌を求める。
「んっ……やめ……!」
「やめてほしくないだろ?」
「っ……!」
「こんなになってるぞ……」
秘部に指を這わせると蜜が溢れだしている。
俺に愛されたいと体は素直に言っているよな
「お前はまるで月みたいな女だな」
「月……?」
「ああ……夜毎、形を変えるだろ。愛香もそうだ」
「私が……?」
「時に激しく怒りを露わにして、時に艶やかな女を俺に見せてくれる……だろ?」
「っ……!」
「愛してる」
「ば、ばかじゃないの?」
「くくっ……可愛いな」
耳まで真っ赤にして俺をばかと言ってるけど、照れているのが丸わかりだぜ。
「垂れ目のくせに!」
「おう……愛香が可愛いから、いつも以上に垂れ下がってるかもな」
「ばかじゃ……んっ……」
もっと愛香の可愛い口から俺の事を語ってもらいたいが……すまない。
その可愛い唇に口付けしたくてしょうがないんだ。
啄むように何度も唇を味わっていると下半身が疼いてしょうがねぇ。
「愛香……今宵は充分に甘やかせてやるから覚悟しておけよ」