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イケメン戦国◇甘い囁き◇R18

第46章 ピックアップ御礼作品【月夜に抱かれて】/謙信


よほど負けたくないとみえる。


自ら舌を入れ、俺を翻弄しようとするとは
作戦としては悪くはない。



だがな愛香

この俺がいつまでも受けにまわっているとは思わない事だ。




頬を染め、洩れる吐息
揺れる睫毛



俺を煽るには充分すぎるぞ。



「んっ……あ──
(謙信様の舌が……歯列をなぞってきて……ぞくぞくしちゃう……)」


耐えかねたのか愛香は、小さな手で俺の胸を押し返そうとするが無駄に終わるだろう。


いじらしく、愛おしい愛香。


お前を戦場に連れて行かないのは、俺以外の男の目にお前を晒したくないからだ。


出来る事ならば城の奥深くに閉じ込めてしまいたくなる。


俺以外は見るな
俺の事だけ考えていろ




傍にいない時だからこそ、俺でお前の中すべてを





満たせ────








だから
「愛香……我慢せずに達しろ」

「んあっ!
(ダメ……我慢できないっ……!)」







息を整える愛香を抱いていると掠れた声で


「次は……負けませんから」


目尻に涙をためながら俺を見据える愛香が愛おしくて、俺は笑みを浮かべ口付けを落とした。



愛香のいつでも傍にいたいという気持ちだけ貰っておくぞ───









【謙信】終







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