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イケメン戦国◇甘い囁き◇R18

第44章 桜舞い踊る/伊達政宗


そろそろ寝ようかな


蝋燭の灯りの下で書物を読んでいた私。
瞼がだんだんと重くなって、くっつきそう


「ふぁーあ……」


口からは大きな欠伸もでるし、立ち上がって大きく伸びをして布団に入ろうとすると


「……愛香……起きてる?」

「家康さん?」


声の主は、家康さんみたい
こんな夜更けにどうしたんだろう?


不思議に思いながらも襖を開けると


「愛香様、こんばんは」

「三成くんも……一体どうしたの?」


家康さんと三成くんの2人が揃って私の部屋を訪ねてくるなんて……

何かあったのかしら?


不安な気持ちで心がいっぱいになっていく。


「突然ですが愛香様」

「なに?」

「目隠しをさせてもらいますね」

「え?!」


にっこり天使の笑顔の三成くんからあり得ない言葉が飛び出してきてびっくりしてしまう。


「……なんで単刀直入に言うんだよ」

「愛香様に嘘はつけませんよ」

「そういう問題じゃない……だから、三成と一緒は嫌なんだけど」

「あのー……言っている意味がわかんないんだけど?」

「……仕方ないか。愛香、悪く思わないで」

「えっ……ちょっ……!!」


家康さんは慣れた手つきで私の目を布で隠し、ご丁寧にも手首を後ろに回し拘束した。

なんで?!

驚きすぎて声もでない私に


「まっすぐに歩いて」
と無茶ぶりをしてくるし

何?
一体、なんなの?
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