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イケメン戦国◇甘い囁き◇R18

第37章 風邪の妙薬/真田幸村


「どう?」
(なんか幸村の様子がおかしいんだけど……
佐助くんには悪いんだけど、あの薬大丈夫なのかな?)

「あー……」
(なんか頭がくらくらするんだけどよ……
身体が熱くてたまんねー)


身体の底から熱さを感じる幸村は、無意識に着物を脱ぎ始めている。

それに驚いた愛香は、着物を着せようと腕を伸ばすと幸村に引っ張られ、ころんと布団の上に転がってしまっていた。


「幸村?!」

「なんか……熱い」

「っ……」


さっきよりも数段と瞳が潤み、艶っぽさを放っている。そんな瞳に見つめられてしまっては、幸村の体調が悪いのも忘れて見惚れてしまう。

(やだっ……どうしよう?
いつもより色っぽくてどきどきしちゃうよ)



「愛香……」


唇に触れてくる幸村の指
軽く開いた口の中に指先が遠慮がちに入ってくる。


「舐めて……」

「んっ……」


舌の先で指を舐めると


「すんげー……気持ち良い」


瞳を閉じて、舌の感触を味わう幸村
その気持ち良さを愛香にも味わせたくて、指を咥え丹念に舐め回す


「んっ……あ……」

吐息とともに舌が指から離れてしまう


「お前……すんげーやらしい顔してるぞ」

「幸村も……だよ」


見つめ合い、くすっとお互いに笑うと求め合うように唇が重なっていく。




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