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イケメン戦国◇甘い囁き◇R18
第34章 一夜の幻/顕如
小鳥のさえずりに目覚めるといつもと同じ朝を迎えた。
隣りにいるはずの愛香はいない。
確かにこの腕に愛香を抱いたと思ったのに
手のひらを見つめる顕如
握りしめた手のひらは何も掴んではいない
「夢か……」
夢に見るほどに愛香を求めてしまっているとは……
なんとも情けない。
自嘲気味に笑う顕如の瞳から一筋の涙が流れた。
いつかは2人で笑いながら時を過ごせるだろう
でも、今の顕如にはまだ遠い未来__
*Fin*
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