第28章 本気で惚れてるからこそ/豊臣秀吉(夢主side)
初めてを失う恐怖がないわけじゃないけど、それ以上に秀吉に愛されたいと思う気持ちが強くて__
夢の中にいるようなふわふわとした気分で、愛撫を受け止めていた。
「ン……あっ……」
まるで自分の声じゃないみたいな甘えた吐息が、自然と出てしまい手で口を押さえてしまう。
「こらっ……声を聴かせろよ」
いつもよりも甘い秀吉の声に頭が沸騰して死にそう。
口を押さえていた手に秀吉の指が絡まり、力がこめられただけで
「ん……ぁん……」
自分じゃ止められないよ。
「ひでよし……っ……あ、あぁ……」
緊張して力が入ってしまっている私の身体を、優しくほぐすように触れてくれる。
気持ち良くて
もっと気持ち良くなりたい私の身体
力が抜けていく代わりに、時折跳ね上がってしまう。
「愛香……痛かったらちゃんと言えよ」
「ふっ……うん……」
私のあそこに秀吉の男根が遠慮がちに触れてくる。
初めて触られた刺激に子宮が締まっていく感じ
「良いか? 挿れるぞ?」
「うん……」
ゆっくりと秀吉が入ってくる
痛みはあるけど我慢出来ないわけじゃない
この痛みは私と秀吉が1つになった証拠だよね
「大丈夫……か?」
心配そうに声をかけてくれる秀吉の恍惚とした顔
それを見ただけで痛みが安らいでいくみたい。
「うん……平気だよ__ん?」
何か言いたげに唇が動く
「愛香……」
「ん?」
「愛香を幸せにする__絶対にな」
柔らかい微笑みに胸が締め付けられる
春の穏やかなぬくもりの中にいるみたいに
私はその身を秀吉に委ねた
*愛香さんside*Fin