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イケメン戦国◇甘い囁き◇R18

第27章 政宗VS照月/伊達政宗(政宗side)


閨に行ってみるとふすま越しに笑い声
勿論、笑っているのは愛香だ

襖を開けると愛香の上に乗っかって、顔を舐めている照月が目に飛び込んできた。

それだけならまだ良い。

赦してやる。

だが!!

照月の野郎
……愛香に気付かれないように腰を振っていやがるじゃねぇか!!


「お前ら……何をやってるんだ?」

「?……見れば分かるでしょ?」

「ったく……」


愛香のやつは、気付いていないな



「照月……やめろ」

「んがぁ~」
『やだよ!愛香は僕のものだもん!』

「愛香は俺のもんだ。離れろ」

「んがぁ~!!」
『絶対にヤダ!!』

ったく
はっきりとわからせてやらないと駄目みたいだな


「フーッ!!」
愛香は、お前の女じゃないだろ!!

「ウゥーッ!!」
『僕のお嫁さんにするもんっ!!』


照月が愛香から降りて毛を逆立て俺を威嚇してくる。
俺も照月のように四つん這いになり、威嚇をする。


「ウーッ!!」
照月は人間じゃないだろ!

「フーッ!!」
『僕は人間だもん!!』

「照月!!」

「んあ”~」
『……分かってるよ、本当は……僕は人間じゃないから愛香を幸せに出来ないんだよね?』


わかったようだな

『愛香を幸せにしてよ、ご主人様』

ああ、任せておけ
愛香は必ず俺が幸せにする


俺の頬を一舐めすると照月は寂しそうに部屋を出ていった。
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