第27章 政宗VS照月/伊達政宗(政宗side)
軍議も早く終わり、たまには愛香と2人きっりでまったりと過ごすか
そんな事を考えながら屋敷に戻ってみると、縁側で日なたぼっこをしている愛香の姿が見えた。
穏やかな顔をしている愛香の顔を見るのは久しぶりで気付かれないように暫く見惚れていたんだが
(俺の前だと照れたりする顔を見るのが圧倒的に多いからな)
俺といる時にあんなにも穏やかな顔をしている時があったか?
考えて見るが……
ねぇな。
照れたり、恥じらう顔を見るのが好きな俺は、つい愛香にそういう顔をさせちまう。
穏やかに微笑む愛香も悪くはない。
膝の上にいる照月の頭を撫でているんだが_
照月の野郎
誇らしげに俺をチラ見しやがったな
愛香が穏やかな顔をしているのは、自分を膝の上に乗せているからだって言いたいのか?
照月相手に嫉妬するとは少々大人げない気もするが、あきらかに俺を挑発してくるとはな。
例え照月相手でも売られた喧嘩は買うぜ。
ご主人様に喧嘩を売った事を後悔させてやる。
(愛香の膝を独占しているのも気にいらないんだがな)