第3章 嫉妬/織田信長(夢主side)
「この姿も悪くはないな」
満足気に笑みを浮かべる信長様に愛しさが募り、胸が締め付けられていく
抱いてもらいたいと願う私は、淫らな女
でも、恥ずかしくて言葉に出来ない
ただ、物欲しげに唇が動いてしまう。
そんな私の気持ちを察してくれたのか
無言で私を引き寄せ、床に転がされてしまう
大きな手のひらが、私の頬を包み込み
妖しく光る瞳
その色っぽい瞳に見つめられるだけで
身体が熱く疼いてきてしまう。
「愛香……」
低くくて艶のある声で、名前を呼ばれただけなのに頭がふわふわとして何も考えられなくなってしまいそう
信長様の唇が、私の鎖骨から胸に滑って
それだけなのに下半身の疼きがとまらない
早く触れて欲しくて内ももを擦り合わせてしまう。
「んはぁー……」
もぞもぞと動く内ももをこじ開けるかのように冷たい手が差し込まれ
その後の行為を想像しただけで吐息が洩れて
しまうなんて……
「俺を欲しているのか?」
「……はい」
「そうか……」
え?
いつもの信長様とはちょっと違う雰囲気に
背中がぞくりとする。
冷たくも熱い眼差しが私を射抜いていく
まるで怒っているみたい
……信長様が機嫌を悪くするような事なんて
した覚えがないんだけど?
「んっ……はっ……」
心当たりがないか、考えようとするんだけど
信長様の愛撫に何も考えられなくなってしまう