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イケメン戦国◇甘い囁き◇R18

第21章 甘いお仕置き/織田信長 豊臣秀吉


穏やかな陽射しのもと、愛香は政宗に頼まれていた着物を縫っていた。


戦国時代にタイムスリップをして早数ヶ月。
ようやっとこの時代にも慣れ、それなりに充実している日々を送る愛香。

最近ではもう現代に戻れなくても良いような気がしてきている。

勿論、それには彼女なりの理由があるのだが……




「愛香様!! 大変です!!」


血相を変えた信長の家臣が愛香の元にやって来た。


「どうしたの?」

「信長様と秀吉様が!!」

「?__信長様と秀吉さん?」

「急ぎ天守閣までおいで下さい!!」


何が起こったのかわからない愛香は、首を傾げるばかり。

家臣が言うにはこうだ

信長と秀吉が言い争いをしていて、どうやら話の中心に愛香がいるようで、急ぎ愛香を呼ぶように言われたそうだ。


「なんで私?」

「さあ? とにかく愛香様を呼ぶようにと」


呼び付けられる理由が皆目見当がつかない愛香は、首をひねるばかり。


なんで私?
私……なんかしたっけ?
ん?
……?!


呼び付けられる理由を脳内で検索していると、愛香の頭に浮かぶ「茶器」という言葉。



まさか?
バレた?!


見る見る間に顔が青ざめ、恐怖で背筋が震えだす。
彼女には1つだけ思い当たる事があったのだ。


それは「茶器」
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