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イケメン戦国◇甘い囁き◇R18

第3章 嫉妬/織田信長(夢主side)


特にやる事もなく部屋から庭をぼんやりと眺めていたら

「愛香さま」

「はい?」

「信長様がお呼びです」

「わかりました」



平然とした顔で返事をするけど、心の中では
嬉しくて胸がドキドキとする。


久しぶりに会えるんだ


最近の信長様は、とても忙しいらしく
なかなか会う事も出来ない。

同じお城に住んでいるのに会えないなんて
寂しすぎるよ。


身支度をすませ、足早に信長様の部屋へと急ぐ。



「愛香、そんなに急いでどこに行くんだ?」

「光秀さん」


相変わらず薄笑いを浮かべている。


「信長様の所に……あ!!」


信長様に会える嬉しさから
つい、本当の事を言ってしまった。


「ほう……」

「うっ……」


口角だけを上げて私の顔を覗き込んでくる光秀さんの顔は__

何か悪巧みを考えているみたいで
(私が困っていると物凄く喜ぶんだよね。
ちょっと意地悪)


「急いでいますので」


一礼をして光秀さんの脇を通り過ぎようとすると、腕を引かれて光秀さんの腕の中に


ギュッと抱きしめられて


「っ……は、離して下さいっ」

「ああ……すまないな。愛香が可愛いらしくてつい……なっ」


すぐに腕をほどいて解放してくれたんだけど
絶対に私で遊んでるよね?
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