第18章 ワカメ酒/上杉謙信陣営
*オマケ*
愛香さんside
激しい喉の渇き感じ目覚めると
「うっ……気持ち悪いし、頭が痛い……」
完璧に二日酔いだ……
ん?
私、いつの間に寝たんだろう?
昨日の記憶が定かじゃないんだけど?
確か……佐助くんにワインを貰って……
謙信様の傍に行って……?
ん? 私っ……もしかしたら?!
謙信様に抱かれたような気がする?
口に信玄様の太いモノを咥えたような気がするんだけど?!
え?
気のせい?
「愛香さん、入るよ」
?!
佐助くんのナニを掴んだような記憶があるんだけどっ!!(それに幸のも掴んだような?)
「大丈夫かい? お水を持ってきたから飲んで」
佐助くん、いつもと変わらない
もし、私が思っている事が本当だったら普通に接する事なんて出来ないよね?
これは聞くしかないよね?
怖いけど聞くしか……
「ねぇ、佐助くん」
「ん? なんだい?」
「昨日の事なんだけど……」
「もしかして記憶がない、とか?」
「……うん」
「吞みすぎちゃったみたいだね。昨日、ワインを吞んで謙信様の所まで歩いたら、そのまま倒れたんだよ」
「倒れた?」
「そう。現代のお酒と違ってこの時代のお酒は度数が高いから」
「……そうか。倒れちゃったんだ……良かったぁ」
「うん? どうかした?」
「ううん! 何でもない」
良かった!
あれは夢だったんだ。
それにしても私ったらあんな夢を見るなんて……
恥ずかしい
「(昨日の愛香さんは、可愛いかったな)」
Fin
真相は藪の中__