第12章 堕ちていく恋心/明智光秀◇(夢主side)其の2
「力は抜いておけ……」
「ひっ!」
お尻の穴にあてがわれた指が、中に入ってくるっ
「やだっ……やめてよ」
痛みと恐怖から涙がこぼれていく。
侵入を拒むように力をいれると、入り口付近で動きが止まった。
「抜いて……」
「いいのか?」
耳たぶを甘噛みしながら囁かれて__
当たり前だよ
お尻なんて酷い
「はやく抜いて……」
愉しげに笑い声を上げると指を抜いてくれた。
「はぁー……」
一気に緊張がとけた私の身体は、支える事も出来なくてそのまま布団に突っ伏した。
やっぱり、光秀の事が分からない。
今日は、いつも以上に優しく愛してくれていたのに
どうして急にお尻を?
「?!」
ぐったりと力の抜けた私の身体が反転させられ、両足を高く持ち上げられた。
涙をぬぐい、光秀を見ると妖しく笑みを称えている。
「自ら欲するとはな」
「え?」
「じっくりと指でほぐしてやるつもりだったんだが」
「……な、何を言って……?!」
ぬるっとして大きなモノが穴にあてがわれ、一気に中に押し入ってくる。
指なんかと比べようがない
メリメリと音をたて、無理やり侵入してくる。
「やだっ……」
抗いたくても、熱くて痛くて力も入れられない
尋常じゃない脂汗が全身から吹き出す
「光秀……お願い……」
「っ……流石にキツいな……まだ、半分も入ってない」
やめて
どうして?
どうして、ソコに挿れるの?
どうして、私の蜜壷に挿れてくれないの?
光秀からの調教を受けたあの晩から、男根を蜜壷で受け入れた事がないのに
「辛いか?……くっ……」
涙で曇っていて光秀の顔がよく見えない
でも、眉毛を寄せているっていう事は……
光秀も辛いの?
辛いならやめてよ
焼け付くような激しい痛みに気が遠くなっていく__
だから、私は光秀の言葉を聞くことが出来なかった。
*愛香side*Fin