第9章 私も行く
「華澄、学食へ行こう」
「え?あ、うん」
昼休みになり、征十郎に声を掛けられた私は彼と並んで教室を出る。
「ねぇ。今日は皆で一緒にご飯食べる日じゃないわよね?」
「ああ」
だとしたら何で。
色々考えてはみるものの、全く分からない。
そうこうしている内に学食に着いた。
そこには既に大ちゃん、真ちゃん、あっくん、テツ君、そして私同様呼び出されたさっちゃんがいた。
「赤司、遅ぇぞ」
「すまない。灰崎はどうした」
「呼び出されて職員室へ行ったのだよ」
「そうか」
一体何なの?
今日は一軍でのお昼の日ではない。これは先程征十郎に確認済だ。
だが、ここにいるメンバーはどう考えてもいつもの一軍メンバーだ。
全く意味が分からない。