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青春あやまち論 【黒子のバスケ】

第7章 そういうことだったのね



「うおっ、来たぞ。最強…帝光中学校…!」


私たち、帝光中の団体が通り過ぎると、どこであっても周りがざわつく。

今日は、ついにテツ君のデビュー戦の日だ。


「連絡ついたか?」

「いや…まだらしい」

「ったく」


今日の試合は前々から聞いていた通り、一年のみ、という制限が設けられていたにも関わらず、レギュラーの祥ちゃんは来ていない上に、連絡すらつかない。


「やったことないトコもいくつかいるけど…たいしたことなさそーじゃねー?」


朝っぱらからお菓子をむさぼるあっくんは面倒くさそうに周囲のチームを見渡して言った。


「菓子を食うな、紫原」

「だからって油断はしないでよ?」


真ちゃんと私が呆れた表情であっくんを見て言った。


「つってもまぁ…。一年だけでも問題はなさそーだ!だからそんなキンチョーすんなって、テツ」


大ちゃんはうきうきした表情を一転させ、心配そうにテツ君に言う。


「…え?今何か言いましたか?」


当の本人は全く耳に入っていないみたいだけど…。

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