• テキストサイズ

青春あやまち論 【黒子のバスケ】

第16章 やめときな



征十郎の元へ向かう途中、みっちゃんとあっちゃんに会い、残っていた片づけを全てやってくれたらしく、ちょっと悪い気もしたが、マネージャーも選手に負けず、助け合って、仲がいいんだな…と思ったりもした。


「あ、赤司君。待たせてごめんね。これ試合のデータ」


征十郎の姿を見つけたさっちゃんは手に持っていたファイルを渡す。


「ありがとう。うん、よくできているね」

「えへへ、まだカスミンの力を借りなきゃひとりではできないんだけどね」


さっちゃんはそう言うが、今回私が手伝ったのは最終チェックだけだ。


「じゃ、私帰るね。じゃーねー」


さっちゃんはそれだけ言って、帰って行った。


「俺たちも帰ろうか」

「ええ」


私と征十郎も帰路についた。

本当に幸せな日々だったのだと、思う。

/ 458ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp