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青春あやまち論 【黒子のバスケ】

第16章 やめときな



「つか話の腰折んじゃねーよ。ったく…」

「ああ、そうでしたね」

「えー何々?何の話?」


テツ君と大ちゃんはさっちゃんが突撃するまで何か話し込んでいたらしく、大ちゃんがため息をつきながら言った。


「じゃあ…そうですね…。桃井さん」

「?」


そう言ったテツ君はさっちゃんの目をじっと見つめる。見る見るうちにさっちゃんの顔が赤くなっていくのが分かった。


「…桃井さんは見つめられたら見つめ返すタイプですね」

「え?」

「どういうこと?」

「なんだよ、そりゃ」


全く意味を理解していない私たちにテツ君は丁寧に説明してくれる。

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